JACLaP NEWS No. 62 p2 (2001)

事務局だより


平成14、15年度日本臨床検査医会役員が決定しました。

 
会長    河野均也
副会長   森三樹雄、渡辺清明
常任幹事
・庶務・会計 土屋達行
・出版情報  森三樹雄
・教育研修  熊坂一成
・会則改定  渡辺清明
・渉外    村井哲夫
全国幹事
北海道   伊藤喜久
東北    茆原順一、富永真琴
関東甲信越 下 正宗、木村 聡、中原一彦、玉井誠一、山田俊幸、勝山 努、宮 哲正、満田年宏
東海北陸  清島 満、前川真人
近畿    高橋伯夫、尾鼻康朗、藤田直久
中国四国  猪川嗣朗、石田 博
九州    岡部紘明、上平 憲
監事    河合 忠、大場康寛


 

新役員による第1回の常任委員会、全国幹事会の日程

・日 時:平成14年1月19日(土)
 常任幹事会:午後2 : 00〜3 : 00
 全国幹事会:午後3 : 00〜6 : 00
・場 所:東京駅ルビーホール(12F)
  東京都千代田区丸の内1-9-1 TEL: 03 3211 5611


会員動向(2001年11月9日現在)


(会員総数606名,専門医430名--今年度の認定試験合格者34名を含む--)

《入会》2名
鈴木 秀郎 紀南病院外科(病理検査室兼務)
山本 智子 国立療養所中部病院研究検査科


第13回日本臨床微生物学会総会のお知らせ

会 期:平成14年(2002年)1月25日(金)、26日(土)、27日(日)
会 場:江戸川区総合区民ホール
    〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-1-1 電話03 5676 2211

総会長講演、教育講演(医療行政・保険の流れと臨床検査、成人肺炎の検査、創薬パラダイムの変化と革新)、シンポジウム(感染症検査に最低限必要な微生物検査、院内感染対策) 教育セミナー:学会員が知っておきたい感染症に関する法律)、特別企画:認定臨床微生物検査技師制度をめぐって、他が予定されております。詳しくは関連のホームページ (http://cmj.umin.ac.jp/) をご覧下さい。

第13回日本臨床微生物学会総会事務局
〒105-8461 東京都港区西新橋3-25-8
  東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座内 保科定頼
  TEL: 03 3433 1111 内線2292, FAX: 03 5401 0467
  E-mail: [email protected]



第9回ISQCを終了して

 2001年11月2〜3日第9回ISQC国際会議 (The 9th International Symposium on Quality Control and Management; global standardization and advanced quality management) は1974年に第1回が東京で開催され我国の臨床検査標準化に大きな足跡を残してきたものであり、その第9回が管野剛史教授(浜松医大)会長の下、2001年11月3〜4日に大阪千里ライフサイエンス・センターで開催された。当日は海外12カ国から26名が参加(うち3名の方が世界貿易センター・テロ事件で欠席)され、わが国の参加者を含めると総計246名が集まる盛況であった。そこでは、菅野教授が「外部精度管理用生物学的酵素標品」について会長講演、河合忠国際病理センター長が「臨床検査におけるISO標準」について講演され、カナダのI. Wilkinson先生が「臨床検査の経済性」に関して教育講演された。
 シンポジウムとしては、「臨床検査における最新精度管理法」として川崎医大市原清教授のご司会で、英国Shinton先生以下3名の方が、「感染症の管理と標準化」としては京都大学一山智教授のご司会で、東北大学賀来満夫教授以下3名の先生が、「POCTと関連項目の精度管理」としては筑波大桑克彦教授のご司会で、Mount Sinai病院のE. Jacob先生以下3名の先生と、追加発言として聖路加国際病院の村井哲夫先生がそれぞれ話された。ワークショップでは慶応大川合陽子助教授のご司会で東京大北村聖助教授を含む2名の方がフローサイトメトリーに関しての最近の精度管理事情を話された。
 最新トピックスとしては2題が用意され、オランダのIsala KlinikenのK. Miedema先生が「HbA1cの国際標準化」、Sloan Kettering研究所のM. K. Schwarz先生が「遺伝子検査の精度保証」について解説された。一般演題は口演とポスターで計42題、全てが素晴らしい内容のものであった。
 本会の盛り上がりは、プログラム委員長である昭和女子大戸谷誠之教授の企画のよさによるものであると判断された。有意義で、かつ実り多い2日間の本会議を無事終えることができたのは、ご後援いただいた国際試薬株式会社と日本臨床検査標準協議会(JCCLS)のお陰であり、本紙面をお借りして深謝いたします。

(組織委員長 大阪市立大学 巽 典之)